Monthly Live 営業後の美容室での美容師による単独ライブ | |||||
vol.89「三浦 和幸の仕事」 2017年2月9日(木)PM9:00〜PM11:00 「もうカットで勉強することはない」、と思っていた。 NewYorkDryCut を知った2年前から、自分にとっての“美容師の常識”は激変していった。 一通りの美容技術は身につけた、十数年の経験も積んだ、銀座に店も持った。 経営者としてサロンを大きくしたり、多店舗展開していくより、現役スタイリストとして長く仕事を続けたい。 この先、何をしたらいいのか不安だった。耳にした事のある通説「男性スタイリストは息が短い」。 30代の今はいいが、自分が50代、60代になって伸びていける姿が想像できなかった。 人柄や個性的なキャラクターが重要なのかと、無理にキャラを演出しても何か違う。 友人に誘われて見たマンスリーライブで、「自分のカット技術では出来ない」と実感した時、始まった。 [Workshop]受講時点ですでに、サロンではカットメニューをドライカット1本に絞って¥4,000のプライスアップ。 当初、設定時間はオーバーする、思ったシェイプは出せない、失客もする、これまでにないクレームもいただく。 精一杯やるしかないが、カットが怖くなった。 お客様の反応の振り幅が大きく、打ちのめされそうになりながらも、 「こんなにも喜んでいただけるのか」、と驚くほどの喜びようにも会った。 「上を知ったら、もっと上手くなろうという気持ちが沸いてくる」。 自分の仕事に落ち込んだり、嬉しくなったり、“濃い”毎日の連続だ。 メニュー化から1年、昨年末には、自己最高記録の更新もした。 カット技術には、まだ知らない事、出来ない事が限りなくあって楽しい。 「上手くなれば必ずお客様はくる」、そこだけにむかえるシンプルさは、 “生涯現役スタイリスト”でありたい自分に期待できる先を見せてくれる。 PHOTO_上松 尚之 © WORKS *このブログ内の、写真、文章の無断転載を禁じます
by hirooworks
| 2017-02-10 16:14
| 三浦和幸の仕事
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